星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「星界の戦旗?」第4話

第4話「狩人たち」

私は基本的に「星界」シリーズに関しては、原作よりアニメの方が好き・・という人間だが、アニメの方がキャラクターの心情がより丁寧に描かれているような気がするのは気のせいだろうか?

特にジントに関してだけど、原作を読んだときにはただ単に叛乱のどさくさでバースロイルに戻れなくなり、引き離される二人・・というイメージしかなかったんだけど、アニメ版ではジントがロブナス?の人々のためにギリギリまで尽力した理由として「家族が生き別れになってもいいのか!」というメイディーン氏の言葉を強調しているところがポイントかも知れない。「君にその気持ちがわかるのか!」と・・。

だからこそ、ジントは彼らのために力を尽くしたし、結果として引き揚げるのに間に合わず、ラフィールと引き離されてしまうわけだけど、ここでも「生き別れ」がこの物語のテーマであることをさりげなく暗示させているとも言えるだろう。

あともう一つのポイントは、セリフの合間に登場してくるこの星の鳥や昆虫の描写かな? 海鳥たちが飛んでいる様子やカマキリに似た昆虫を会話の合間に巧みに描写させて間を取っているけど、どのタイミングで彼らが登場するのかをチェックしてみると面白いかも知れない。原作にはなかった描写だし、あえて入れているからには何か意味がありそうだ。深読みしがいのありそうなテーマで嬉しいかも。(^^)v