星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「天使な小生意気」第17話

第17話「最悪の奴が来た! 佳子様登場!!」

恵のライバル出現! というのはこの手の物語の常套手段だけど、笑わせるのはこの作品の場合、女同士のいじめの描写でも他とはひと味違うこと。

特にみんなで行った林間学校で、作ったカレーの中になぜか「天使恵」と書かれたタワシが入っていたこと。「違う! 俺じゃないんだ〜!」と叫んでも理解してもらえず・・。
よりによって「タワシ」というアイテムをカレーの中に入れてしまうところが、この作者のギャグだなあ・・と思って大笑い。

しかも、そこに「変態」の安田が独り言を入れる。「カレーに入った恵さんの名前入りのタワシ・・欲しい」

こういうぶっ飛んだギャグのおもしろさが、この作品の限りない魅力だよなあ。詳しくは本編を見て欲しいので、あまり書けないけど・・。

一方で、そういういじめに対しての恵の対抗策。負けてばかりはいられない。俺は勝ってみせる!! としての強気の行動。
「あなたは本当にきれいですものねえ。そういうこともあるかもしれないわね」といやみたらしく繰り返していた女に向かって「おれって、そんなにきれいかな? きれいだと思う?」と逆に「きれいよ」と言わせた恵の機転の利かせ方。
また、「勝負よ。かかってらっしゃい!」とまで言わせた佳子様に対し、「怖いよ〜」とこれ見よがしにみんなの前で涙を見せて逃げ出した恵のやり方。

(経験上言わせてもらえば、逆にそういう真似をされたことだって、ある種のいじめだと思うけどね。世の中、要領のいい奴の方が勝ちなんだよなあ。善悪というよりは世論を味方につけた方が勝ち。悔しいことに・・。うう。)

いじめに対抗する作戦など、考えようでいくらでもあるのだ。そういう意味で、私も知恵と勇気をもらいました。負けてばかりもいられない。私も頑張るぞ〜!! ということで・・。(^^);