星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「フィギュア17 つばさ&ヒカル」第4話

第4話「羽ばたく心を持っていますか」

面白いです。素直な気持ちで、いい話だと思います。
SFの部分、つばさとヒカルがフィギュア17になって戦う部分は、ほとんど単なるサービスシーンでただのおまけに近いんですね。この作品のメインは小学4年生の子どもたちの丁寧な日常描写にあるんだと思います。

夏休み。子どもたちが学校で過ごす集団キャンプの様子が、あまりにもリアルに描かれていて、非常に懐かしい思いで見せられました。校庭で共同でやるテント張り。みんなで作るカレーライス。テントの中で先生の見回りを避けながらのトランプ遊び。
特に病弱な少年がつばさちゃんを誘って誰もいない音楽室に入り込み、ピアノを弾くシーンなど、その弾き方がいかにも小学生らしくたどたどしい・・というのは上手い演出だと思いました。

台風が近づいてくるから、校庭でのキャンプが中止になって体育館に避難・・というのも、いかにもありがちで、見ているこちらまでわくわくしました。
そういう郷愁を誘う作りになっているから、この作品は感動的な泣ける作品に仕上がっているんだと思います。

単なるサービスシーンと書いては見たものの、フィギュア17がマギュアと戦うシーンもなかなかかっこいいしね。それでいて、倒さなければならないマギュアにもどこか哀愁が漂っているのがいい。

少しずつ登場人物も増えてきたし、D.Dたちの秘密もばれそう? というところで「続く!」になっているのがまた嬉しいじゃないですか。続きが楽しみです♪