第15話「行くか、残るか」
「清川さん、ありがとう!」by沖田総司
ってまあ、またしても大胆なアレンジだなあ。いいのかな〜と思ってドキドキするよ。(^^);
いよいよ京に残る決意をした一行。新選組の前身がそうやって出来ていくんだけど、そのシーンに桜の花びらがはらはらと舞っていた演出がいいなあ。
後半の迷路みたいな町中での人の行き交うやりとりは、舞台劇みたいでしたね。狭い舞台の上で縦横に人が交錯する感じ。カメラを上から見せる見せ方もあんまりドラマっぽくないなあと思いました。
斉藤一の再登場は素直に嬉しかったな。またかっこよく出てくるんだもんなあ。
山南さんの立場も他のみんなとは微妙に違うのがわかったし、だからこそ土方さんの「あんた、それを知っていたのか」というきわどいつっこみが生きる感じです。土方さんと山南さんのさりげない対立がちょっと美味しいかも。
あとは清川八郎と近藤勇の対面シーンですね。
お互いに身分の低いもの同士。だからこそ「武士らしく生きたい」と願った近藤と「身分制度そのものをなくしたい」とした清川の立場の違いがはっきり出ていて印象に残りました。
本当にこういう会話があったのかどうかはともかく、彼らの立っている位置がわかればいい。そういう意味で、この大胆なアレンジも私は支持したいと思うんですよね。