12.「新選組血風録」 司馬遼太郎 角川文庫 評価★★★★
史実から読みとって、見事に人間ドラマに仕立てていった技量に感心します。面白かった。
印象に残ったのは「前髪の惣三郎」「沖田総司の恋」「菊一文字」「虎徹」かな〜。特に「前髪の惣三郎」はインパクトが強かったですね。司馬遼太郎がホモネタを書くとは・・・。手塚治虫の「MW」を読んだときのようなショックだった・・・。(^^);
あとは「鴨川銭取橋」「胡沙笛を吹く武士」みたいな話も好きです。前者は土方さんのしたたかさがよく出ていてさすがと思ったし、後者は妻子を持った男の悲劇と言うことで・・・気の毒でした。