星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

ザック・スナイダー監督「ドーン・オブ・ザ・デッド」

20.ザック・スナイダー監督「ドーン・オブ・ザ・デッド」(アメリカ・04)

ゾンビ映画を劇場で見たのは、初めてです。前に「バイオハザード」を一度TVで見た程度だけど、あれは気持ち悪いとしか思えなかったしなあ。今回は、ダンナにつき合って見に行ったけど、ゾンビ映画の歴史には無知なので何とも言えないかなあ。今更の意見だったらごめんね。と言うことで・・。

あえて印象に残ったことを書くなら、ゾンビ(そんな言葉も出てこなかったけど・・)について、何の説明も入らないまま、物語が終始してしまったところが潔いと思ったかな。
何が原因でそうなったのか、何の説明も入らないまま、誰もが何も分からず、とにかく状況から逃げ回るのに精一杯。そんな主人公たちの姿が、何かの風刺のようにも見えましたね。(^^);

かつての家族や仲間が怪物となって襲いかかってくるわけだけど、そうなったときに、相手をためらわずに殺せるか?
また怪物となるかもしれない可能性を持った人間を、あえて危険を冒して助けにいくことが出来るか?
そういう部分の葛藤が印象に残りました。

それでも「海に逃げよう!」と前向きに脱出計画を練る姿には好感を持てたし、ラストには感動を残す展開が少しだけあったし・・。
ちなみに、あのラストは、賛否両論かもしれませんけど、個人的にはああいう終わり方でOKです。このぐらいの方が、それらしくていい。

ただ、犬を助けるために無謀な行動を起こしたお姉ちゃんにはさすがに同情できませんでしたが・・。いくら何でも、あまりにも考えなしなので・・。みんなの迷惑を考えろよ・・と言いたくなったかも?

個人的には面白かったけど、そんなにお勧めと言うほどの作品でもないかな・・。評価は微妙。