星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Kanon」舞シナリオ

ダンナが「クラナド」をプレイしているので、触発されて「kanon」を再開しました。
ようやく舞シナリオが終了。感動の余韻に浸っております。

個人的には、名雪シナリオよりも真琴シナリオよりもはるかにこのシナリオが好きです。

不器用にしか生きられない人というのは、どこにでもいるものです。ここでは、それを少女という設定にしてあるけれど、現実にちょっとした誤解の積み重ねで壊れていく人間関係というのは少なくないし、そうやって周囲からはみ出てしまう人というのは必ずいる。

そういう人を見かけたときに、祐一や佐祐理さんのように親身になって一生懸命、助けてあげることが出来るか? 舞のために何かをしてあげたいと、署名活動に励んだり、生徒会と掛け合ったり、自分に出来ることを精一杯やろうとする主人公たちの姿は胸を打ちました。

たぶん・・この物語は、そうやって「自分に出来る精一杯の何かをやろうとすること」の大切さを訴えるもので、そして、それをやるためにはなんにせよ「時間がない」のだと教えるものなんでしょう。

以下、ネタバレ注意。
<font color="white">いつでもいい、時間は無限にあると思っていると、取り戻せない事態になる。何故、舞が自分の胸に剣を突き立てなければならなかったのか?
その答えを模索中です。祐一は結局、間に合わなかったのかもしれない。一見ハッピーエンドに見えるこのラストはゲームとしてぎりぎりの妥協なんでしょうね。

たぶん、舞シナリオの反省を受けて、改めて作られているのが「AIR」の観鈴シナリオなのかもしれません。動物園が海になっただけで・・・。</font>

とにかく泣けました。面白かったです。

次は佐祐理さんを攻略予定。