星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「今日からマ王!」第2話

第2話「決闘!美少年VS野球少年」

基本的に、主人公が苦労して苦労して、あんなに苦労したのにそれでもやっぱり報われないという感じの鬼畜な物語が大好きな私としては、異世界に飛ばされたという非常事態に対しても危機感がまるでなく脳天気すぎる主人公と、彼を「陛下陛下」とちやほやする周りの取り巻き連中を見て、こりゃ作品との相性が悪かったかな? と少々げんなりしたのが前回の話数だったんだけど・・・。

第2話を見て多少気が変わったのは、これはそういう物語なんだ・・・と改めて納得したからかな?

異世界に飛ばされた主人公がその世界の王だと言われる展開は、そこだけ取り出せばまるで「十二国記」の悪質なパロディなんだけど、その国の法が主人公の今までいた世界とは常識が違う・・・と言う部分を同人的に完全なギャグにしちゃったところが妙に受けました。(^^);
「左の頬を撲てば、求婚。ナイフを拾えば決闘。ってことは、先割れスプーンの先をなめたら、俺はあんたに惚れましたってことになるんかい!?」というつっこみは面白いなあ。この妙な会話のノリって、原作からのものですかね?

説明的なセリフが多いのは、ちょっと気になったけど、まあ原作が小説だから仕方がない範囲か。メインで登場の王族たち(?)が、みんな魅力的でキャラクターが立っているのが印象的でした。個人的には主人公にやけに突っかかっている三男坊の少年が気に入りました。

あと勝生真沙子・お母さん。色っぽい声がステキですわ。勝生さんというと、どうしても反射的に迦遊羅を連想してしまうのだけど、こんな感じの色気のあるお母さんの役もやっていたっけ? あまりにぴたりとはまっていたので、何かあったような気がするんだけど、あいにく「トラップ一家物語」ぐらいしかとっさに思いつかない。もう少し「これ!」というような役もあったような気がするんだけど、うまく思い出せないな・・・。

ただ、次男x主人公がカップリングとしては一番王道かな? 補佐役の井上和彦はちょっと狙いすぎに見えたけど、むしろ彼はコメディメーカーとしての位置にあるんだろう。こういうキャラに限って、いざというときは一番頼りになるとか、そういう設定になりそうな気がするんだけどね。どうかな?

とりあえず、次回を待ちます。

【参考】
鎧伝サムライトルーパー」迦遊羅役
http://www.nagoyatv.com/anime-history/data/data14/data14.html

トラップ一家物語
http://anime.tv.yahoo.co.jp/meisaku/trapp/