コミック111.「聖戦記エルナサーガ２」第６巻 堤抄子 スクウェアエニックスＧファンタジーコミックス
コミック110.「聖戦記エルナサーガ２」第５巻 堤抄子 スクウェアエニックスＧファンタジーコミックス
神さまが本当に実在するとしたなら、それはどんな生命体なのだろう？ 聖書に書かれていることが、実はみんな本当のことだったら？
「信仰」というテーマをＳＦの形で切り取っていくのは、面白いと思いました。
５，６巻はもう面白かったので、一気に読みました。絶対的な存在の何者かが空の彼方からやってくる。その前兆が次々と起こっているから、これから世界はどうなっちゃうんだろうというこの緊張感が実にいいです。これって、本当に神様が姿を見せたら興ざめしちゃうんじゃないかという気もするんだけど・・・。そこは「アダ戦記」方式でなんとかするんだろうか？
前作は完全にファンタジーだったけど、今回は現代を舞台にしている分だけよりＳＦっぽい感じがしますね。「魔法」や「呪文」もすべてＳＦとして変換できるというのは楽しい。
個人的には法皇猊下の過去が明らかになった部分で感動しました。父親には父親なりの事情があって、息子に言えない秘密があったというあたり、泣かせる展開でした。そう言う人間ドラマがさりげにはいるところも堤作品を好きな理由の一つかも知れません。続きも楽しみです。
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