第19話「煉獄 - INFERNO」
火煉さんの背負った壮絶な過去は、一歩間違えば、人間に絶望して地の龍側につきそうなものだと思ったんだけど、それでも彼女が天の龍なのは、ちゃんと彼女を救った人がいたからなんだね。このまとめ方はきれいでした。
自分が死んでも泣いてくれる家族がいないから・・・死んでも構わないとする彼女を、引き留める人がいた。誰が死んでも誰かが泣くことになる・・・。これは、前話数のテーマをちゃんと引き継いでいるし、人の縁のつながりを示しているようで、なかなか感動的でした。
いい話です。