星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ガイキング」第31話

第31話「見よ!讃えよ!ひざまづけ! 荒神グレート降臨!!」

私みたいなド素人が見ても、ものすごく気合いの入った作画でものすごくきれいだった。確かに、これはすごい。

こんな作画の回を見た上で、貶していいものかどうか悩むんだけど・・・。

ただ、お話として残念なのは、ノーザみたいなキャラクターを全然生かせていないように見えるのが、もったいないと思う。ブロイスト一人に悪役を任せっぱなしになっている。

情けないヘタレキャラに見えるので、ものすごく残念。洗脳されて(?)、自らの意志に不本意ながらも攻撃しているという彼の苦痛や悲哀が全然見えない。

完全にプロイストの操り人形に成り下がっちゃってて、さいごにやっと寝ぼけた状態から覚めたと思えば、とってつけたように鉄球が埋め込まれているという設定を出してきて、おまけのように自爆。EDにいたっては、すっかり忘れ去られている始末。

ヴェスターヌさんも、この間、「私はこんなやり方は嫌いだ」とルルを助けたときのあのかっこよさが消えてしまった感じ。リーさんのかっこよさは評価してもいいんだけど、その分だけ他のキャラが浮いて見えた気がした。

最終回のようなノリのすごさには、圧倒されたけど、どうしてここで終わってもいいような盛り上がりになるんだろう? という不安要素はちょっと残りますね。唐突すぎる盛り上がりなので、いきなり打ち切り最終回になったような妙な展開に見えるのが正直なところ。それがいいのか、悪いのか、ちょっとよくわからないんですけど。

ただ、戦闘シーンは、さすがの迫力で鳴り響く挿入歌と共に、結構感動させてくれました。3体合体するとは思わなかったしね。

次回からは地上に移行して、新展開みたいだし、ナオトくんも登場するみたいなので、楽しみです。