第30話「一城の主」
一豊様もひげを生やされて、なんとなく、貫禄がついた感じ。やっぱり、一城の主になったからかな。
物語としては、一豊の弟の康豊の話、細川たまの話、茶々の話といろいろ分割されていて、別にそれらが後でリンクするわけでもなさそうだったので、単につなぎというか、先の物語への伏線を色々張っているところなのかな? という感じがしました。
それとも、康豊がたまに助けられたという話は、のちのち、結構、重要な要素になるのかな? 取りあえず、仕える主が違っただけで、兵の運命は簡単に変わってしまう。世の中の流れを見誤らずにいるというのは、難しいことだと思いました。
細川家に呼び戻されたたまの気の毒なこと。自分の子供が懐いてくれない、夫の側女が子供を産んだ・・・というのは、やっぱつらいだろうなあ・・・と思います。それでうまくいっていないだけなのに、「呪いがかかっている」などと言われてしまうのは、さすがにあんまりだ。
あと、茶々は、しきりと石田三成を誘っていますが、そうするとこれから生まれるだろう秀頼が、三成の子供(?)という設定もあり得るんだなあ・・・と思いました。その辺も、関ヶ原の戦いへの伏線になるのかな? ずいぶん、ドラマチックな設定だけど、今後の展開を待ちたいと思います。