第２８話「２８」
いやあ、ノブ君、いい男〜。なんだか純情で優しそうでさ。いいよ〜。この子、絶対にいい〜。関智さんの声もサイコーに素晴らしい。
二人で買い物をして、荷物が二つになっちゃったので、「片方持つよ」と言っても、「いいよ。俺が持つ」と最初は断ったくせに、「あ、やっぱり片方持って」と言い出して、受け取ると、空いた方の手で、こちらの手を繋いでくれたりなんかして〜。
・・・すごい！ さすが少女マンガだ〜！ と感心した。こういうの、うちのダンナもやってくれないかな〜と、思ってしまった。（・・・けど、多分、絶対に無理だろうね。）乙女心のつぼを突かれた気分でしたわ。いやあ、見ていて恥ずかしくなるほどの演出でした。いやいや、まあまあ・・・。
で、一方で、ノブの気持ちが痛いほどよくわかる分だけ、奈々のぐちゃぐちゃした逡巡は、いくらなんでもじれったいと感じた。そこまで勝手に相手はこう思うだろうとか、他人の気持ちを決めつけて悩む心理にはさすがに着いていけない。
また、あの言い方で、タクミのことを断った・・・と勘違いしているのも、今後の展開の伏線になりそうで、頭が痛いところだ。多分、この調子でタクミとノブの間でぐちゃぐちゃやるんだろうなあ・・・と思うと、ちょっとげんなりするのも確か。早くまとまって欲しいのだけれど・・・。
あと、「ガキなんてめんどくさいのはごめんだ」とするタクミの言い分に腹を立てたみたいだけれど、奈々の方こそあれだけいろんな相手とＳＥＸばかりやりたい放題やっておいて、避妊のこととか全然考えていないんだろうか？ それはそれで問題がある気がするんだけれど、よく妊娠しないものだなあ・・・とちょっと呆れるような・・・。今の若い子のＳＥＸに対する認識って、そんなにいい加減なものなんだろうか？ そこら辺は、私にはよくわからないなあ・・・。
