映画6.高坂希太郎監督「茄子 アンダルシアの夏」（日本・０３）
原作はだいぶ前に読んだはずだけれど、内容はすっかり忘れてしまったなあ。
期待せずに見たんだけれど、これは面白かった。自転車レースの迫力がアニメで出せるとも思わなかったな。そもそも自転車レースなんて、よく知らない世界だったけれど、結構、緊迫した状態が続いていて、見ていても見応えがあった。特にゴール寸前の迫力はすごくて、こちらも何だか手に汗握って応援してしまった形。緊張感がありましたね。
で、レースの合間に、その中継を見ている家族や知り合いの話が挟まれて、主人公の置かれている立場や、その思いをだんだんと知ることになるという話。
ラストシーンで、故郷の町の夜景を眺める主人公の想いとこちらの感情がちょっと交差する感じがでていて、素晴らしかった。ラストの余韻もいいし、いい作品でした。未見の人にはオススメかも知れません。
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