第10話「ディープバラード」
軍とつながっていたのは、バサラではなくて、レイの方だったとはフェイントだった。バサラには、人を撃てない何か苦い過去でもあるのだろうか?? と、考えていたけど、まさかいつも笑っているレイの方に、そんな厳しい過去があるとは思わなかったよ。
うーん。さすがおっさんキャラは、人生が深いなあ。侮れない。
いったい、アキコさんはいくつなんだ?? と思われたほど、年齢不詳の女性ですが、「私はステファンの恋人だったのよ」と言い出したとき、その一言で、彼らのその後の人生がすべて推し量れてしまう脚本の良さにしびれました。
余計なセリフがなくても、それだけで、もういいよ・・・と言いたくなるじゃん。自分の判断ミスから、親友を死なせたというのは、確かに辛いだろう。
レイはバサラと出会って救われたと言うが、いったい、彼らはどんな出会い方をしたのか? そちらの方にも興味があるけど、物語はあえて何も語らないのね。その終わり方がよかった。
「雨に打たれていたいんだ・・・」とのセリフは、この間のバサラのセリフとかぶるのだろうか? 「雨に濡れるのも悪くないぜ」みたいな感じで・・・。
単なる偶然かもしれないけど、続けて聞くと、やっぱり響くものがあるよ。
今回は、フルにレイの見せ場でしたね。おっさんキャラを堪能させてもらった形です。よかったです。なかなか感動的でした。