第31話「不運な白百合姫」
芝居ごっこをしていて、船の底に横たわって流されていたら、水が入ってきて沈んでしまうと言うエピソードはぼんやりと覚えいていたんだけれど、「若草物語」の方だと思いこんでいましたわ。「赤毛のアン」だったのね。
19世紀のカナダの少女たちが、アーサー王伝説の話で盛り上がっているのが、なんだか不思議な感じがする。いやあ、キャメロットネタというのは、いつの世にも女の子を魅了してきたんだなあ、と思って・・・。
ギルバート・ブライスとここでまた接点があったというのは、すっかり忘れていた。アンの意地っ張りぶりも相当なものだと思うけれど、女の子を怒らせると、それだけ執念深く根に持たれるというのは、覚えておいた方がいいと思うよ。実際、アンの気持ちも少しわかる。彼女は、最初から相当髪の色のことを気にしていたからね。よほどコンプレックスになっているんでしょう。
まあ、ギルバートとのやりとりは、最終回への伏線になっているわけだし、それはそれでいいんだけれど、ここでアンが悔し涙のようなものを流しているのもなんか印象的なシーンだなあ、と思いました。