星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「花咲ける青少年」第3話

第3話「眠れぬ夜」

・・・立人が、ユージィンにあっさりと着いていった花鹿を追いかけるのに、ニューヨーク市警を動かしたのを見て、さすがに困ったな・・・と言う気分になった。よく覚えていないけど、たぶん、これも原作通りの展開なんだろうな、と言う気もするし、いくら何でも無茶な作りだから、見ていて気恥ずかしく、この部分につっこみを入れる人がいろいろいるんじゃないかと、そう言う他人の視線ばかりが気になった。

他人の視線が気になると言うことは、自分で気にしているからなんだろうけど、なんとか弁護してあげたいのに、出来ない部分がある、これじゃみんなにいろいろ言われても仕方がないと、どこか自分でそう思っているからなんだな。ただし、それ故に作品がダメだと感じているわけでは決してないから。そもそも、他人の視線なんか、そんなに気にしなきゃいいんだろうしね。

それでなくても、ユージィンがあっさりとバーンズワース家に出入りしている女性を虜にしちゃったのを見て、さすがに無理があるだろ? と私でも思ったものだから。

でも、作品の主旨としては、そんな些末なことよりも、死にたがっているようなユージィンと、そんな彼にムスターファの話をした花鹿の想いが伝わればいいんだろうし、普通にこの場合の見所は、ユージィンの登場に何となくイライラして、彼に嫉妬している立人を見て喜べばいいんじゃないかという気もする。

しかし、改めて見てみると、私的には、何かと完璧な立人よりも、ちょっと抜けている寅之介のドジっ子ぶりの方がよほど可愛くて、愛おしいなあ、と言う気がする。しばらくは、寅之介を堪能しよう、と少し思った。

あと、2人目の花婿候補として、カールがちらっとその姿を見せてきたし、これからの展開も楽しみにしてます。次回を待ちます。