星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ぼんくら」上巻 宮部みゆき

小説・一般39.「ぼんくら」上巻 宮部みゆき 講談社文庫

可もなく、不可もなし、という感じで、物語のおもしろさとしては、まあ、普通。キャラクターの過去をひたすら追いかけているだけで、取り立てて、事件らしきものもまだ起こっていないので、下巻を読んでみないとまだ何とも言えない。

最初に短篇が5本収録された後、本編らしき長編の前半部分が収録されている構成になっているんだけれど、一番よかったと思うのは、博打打ちの父親と娘の話かな。その結末の部分がちょっと気に入ってます。