第11話「疾風怒濤」
帝人が、矢霧波江と一騎打ち。しかし、ネットで「帝人、覚醒〜」と騒いでいた割に、別に二重人格設定とか、そういうのでもないんだね? 「わたし」というしゃべりには違和感があったので、どういうことなんだろう? と思っていたんだけれど、その辺が解明されたようにはあんまり見えなかった。と言うか、帝人くんが「わたし」しゃべりをすると、ものすごい不自然。原作通りなんだろうけど、無理あるなあ、という気がちょっとした。
いっせいにケータイがなって、今まで白黒だった人々に色がついていく描写は面白かった。背景だった人々が個々の人間として産まれていくみたいな感じ? それはそれでいいんだけれど、世の中にはケータイを持っていない人もいるんだってことを忘れないで欲しいな、と、ちらっと思った。
いや、もし、私があの場にいたら、ケータイを持っていないだけで、「敵だ」と思われて、みんなからにらまれちゃうんだろうか? と思っただけで、怖かったのです・・・。やだよ〜。それはそれで怖ろしいよ。
屋上から飛び降りてきたセルティ登場のシーンはかっこよかったが、そんなのを見て、普通は、人々が蜘蛛の子を散らすように逃げるのかと思ったんだけど、ここの人たちはさっと携帯を構えて、写真を撮るのね。それがすごいなあ、と思った。今時というか、さすが東京人だ〜と言うか。
アイザックとミリアの登場は素直に嬉しかった。いずれ出てくるんじゃないかと思ってましたが、おもいっきし派手にしゃべってましたね。まるでレギュラーのように。これはかなりのファンサービスかも?
静雄とサイモンの絡みは面白かった。静ちゃんが怒るのは当然としても、バイクを投げつけられかけても、サイモンは負けていないというのがすごい。二人でやり合っているところは、微笑ましかったです。
帝人君、危機一髪というところで続くになりましたが、思いっきり期待していいかな? 出てこい! 紀田君〜! と、心で紀田君を呼びましたよ。いや、この場面で紀田君が帝人を助けに来てくれたら、ものすごい嬉しいんだけれどねえ、と思って、つい夢見ちゃいましたよ・・・。その辺も含めて、次回へ引いちゃいましたが、続きもすごく楽しみです。
ところで、お話がもうまとめに入っているように見えるのは気のせいかな? やっぱ、この作品も1クールなの? 2クールという話こそデマだったのか? と、ちょっと心配してます。出来れば、続いて欲しいけどね。
今、一番楽しみな作品。次回を待ちます。