星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「パーム8 星の歴史I」 伸たまき

コミック47.「パーム8 星の歴史I」 伸たまき 新書館ウィングスコミックス

「だけど奴は変な奴で、飛び込んできた奴とはみんなうまくやりたがるんだ。相手がスズメでもクズでも知ったこっちゃねえ。見分けがつかないのかも知れねえな」
「とにかく最初に会ったとき、奴は俺にやあって言った。普通の感じでさ」
「弁護士さん、今ここに紙クズが投げ込まれたとして、奴がそのクズにあいさつすることを考えてみなよ。くそまじめな顔でやあってな」
「クズだって飛び上がって、人間にならねえわけにはいかねえぜ!」

と言う、笑いながら泣き出したボアズのセリフは、「星の歴史」全3巻のラストシーンなんだと何となく思いこんでました。1巻目のラストシーンだったか。

「凡庸な人間など存在しない」から始まる「星の歴史」の詩が印象的。

「つまらぬ人間などこの世にいない。人の運命は星の歴史にひとしいもの。ひとつひとつが常に非凡で独特で、それに似ている星はない」