コミック170.「風雲児たち 幕末編」第12巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
やっぱ、「風雲児たち」は通し読みに限るなあ、と思う。通しで読んだからこそ、阿部正弘の功績の数々がわかるし、彼が死んだあとの堀田正睦じゃダメだったという比較もわかる。この状況下で、阿部正弘が死んでしまったのは、本当に痛いわ。どうなるんだろう? と思って、続きが気になります。
一方で、日米の条約の締結。どういう風に不平等なのか、なんで為替レートがおかしいのか、マンガで丁寧に説明してあるのは助かります。向こうの言い分もわからなくもないんだけれど、押し切られるままに条約を結んじゃっているのは、確かに問題だ。ちゃんと理屈を通して対抗できる人がいなかったというか・・・。しかし、基本的にアメリカはやり方が強引だよなあ、という感じはする。ペリーにしろ、ハリスにしろ・・・。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2007/12/26
- メディア: コミック
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