小説・一般3.「密会 アムロとララァ」上巻 富野由悠季 角川ミニ文庫
いつ頃書かれたものなのかは知らないが、先に発売されていたソノラマ文庫版(現在、角川スニーカー文庫)の「機動戦士ガンダム」より、よほどちゃんとしたファーストガンダムノベライズ作品に見える。ソノラマ文庫版は、完全にオリジナルだったからね。「密会」はテレビシリーズの流れに沿って、物語が作られているから、要所要所でアニメのシーンと重なってきて、その際のキャラクター心理が丁寧に描かれている部分に好感が持てた。
とはいえ、難点は、富野の小説作品らしく、やたらと下ネタを振ってくることで、いくら少年の心理を表しているとはいえ、ちょっとやりすぎでは? と感じること。ファーストガンダムでそれをやられると、さすがにあんまり嬉しくはない。
ホワイトベースが、サイド6を出航し、その戦いをシャアとララァがテレビ観戦しているところで続くになった。続きも楽しみにしてます。

密会―アムロとララァ (上) (角川mini文庫 (82))
- 作者: 富野由悠季,木崎ひろすけ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/08
- メディア: 文庫
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