星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ポーの一族」第3巻 萩尾望都

コミック40.「ポーの一族」第3巻 萩尾望都 小学館プチコミック

「ペニーレイン」「リデル・森の中」「一週間」「小鳥の巣」を収録。エドガー&アラン編でまとめたかな。

もうね。アランなのよ、アラン! どうもメリーベルじゃ物足りないと思ったが、「ポー」にはアランがいないとダメなんだわ。3巻目を読みながら、いろんな場面でもだえてましたが・・・。

「ぼくのことだけ考えてくれなけりゃいやだ!×2」と「ぼくのそばから離れるな!」は、やっぱり究極のセリフだよなあ。と思います・・・。

♪だあれが殺したクック・ロビン、それはわたしとスズメが言った、のマザーグースの歌は、「パタリロ」のせいですっかりギャグにされちゃったけど、「あの子を殺したのは私だ」と綴られる、それぞれのキャラクターの自責の念は、やっぱり重いテーマだと思います。

私が最初に「ポー」を読んだのはこの「小鳥の巣」だったわけで、マチアスが襲われるシーンが怖くて怖くて、小学生にはトラウマだったんだけれど。思い出を語るときりがない。やっぱ、「ポー」はいいよなあ。としみじみしてました。エドガー、めちゃかっこいいし、アラン萌えも楽しい。次で終わりが残念です。あとで続きも読みますが・・・。