バンコクで暮らす日本人の生活ぶりに興味があって、手に取ってみたものの。怪しげな出版社なのはわかっていたんだけれど、アングラな内容で下ネタたっぷりだったし、とても、まじめに読むような本ではなかった。
とはいえ、基本的に東南アジアというか、タイのイメージというと、そういう怪しげな世界を避けて通れないのも事実だし、興味本位で最後まで読んだ。
書かれていることがどこまで本当かは知らないが、ラストに書かれていたお坊さんの話だけは印象に残ったな。悪いことをいろいろやったあげくに、出家の道にはいるとか。「火の鳥鳳凰編」の我王を地で行ったようなものだろうか? あるいは、そのぐらい、修羅を踏んだ人でないと、悟れない境地というのもあるのかもしれない。と、ちょっと思った。
- 作者: 皿井タレー
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2012/09/30
- メディア: 文庫
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