星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち」第1巻 みなもと太郎

68.「風雲児たち」第1巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★

関ヶ原の戦いのリアル中継。面白かったです。(^^)
特に大谷吉継(越前・敦賀藩)がかっこよかった。けど、こんな人物がいたこと、この漫画を読むまでは全然知りませんでした。一応、地元民なんですが・・・。(←をい)

正直、どちらが西軍でどちらが東軍でどっちが勝ったのか、いままでろくろくわからなかったんだけど、マンガだと本当によくわかりますね。石田三成の立場もギャグマンガで描かれているから、笑いながらもなんか同情しちゃいました。
特に「十九万石・・・十九万石・・・」と書かれた文字の中を泣きながら走り抜けている図が印象に残ります。(^^);

そうか・・十九万石という中途半端な位置は一番悪いのか・・・っていう話は、妙に説得力があるじゃないですか。大大名と一応対等に口をきける身分だけど、一番力が弱いという・・・。

小早川秀秋の裏切りが勝敗を決定づけたけど、小早川を動かすのに取った家康の作戦が見事だった。わずかしかない火縄銃を全部小早川陣にぶち込む。相手の心理を読んでないと取れない作戦だと思いました。

あと、敵の真っ正面を突っ切って、捨て身の退却を果たした薩摩武士も本当にすごいと感心しました。本当にこんなことをしたのかな? 恐ろしい。特攻覚悟の精神ですよね。鹿児島人だけは敵に回したくないなあ・・・と思わされました。この点は、幕末でも同じだけど・・。(^^);