第3話「薬師坊の奥座敷」
五山の送り火には、空飛ぶ納涼船を出して、タヌキたちも浮かれ騒ぐという、その京都らしい風情ある設定がいいなあ。と思った。
扇屋の中に入って、廊下を進むと、湖(海)が広がる。ボートをこいで、弁天様の元へ。さらにはそこにクジラの登場で、その世界観に圧倒された。弁天様の後にあった時計台は、「四畳半神話体系」と同様、京都大学のものにも見えるんだけど、どうなのかな?
ぼんやり聞いていると、設定の部分がだんだんわからなくもなってくるんだけれど、タヌキ界も、天狗界もいろいろ事情があるようで。
天狗仲間のじいさん(?)が大阪から、京阪電車でやってくるという設定がいいなあ。と思う。「電車は涼しくていい」と、そんな言葉を聞いていると、京阪電車に乗るのも楽しくなるよね。天狗とタヌキが人間に化けている世界、そういうところが、すてき。
順調に面白い。続きもすごく楽しみです。次回を待ちます。