星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「銀の匙 Silver Spoon」第10話

第10話「八軒、豚丼と別れる」

「短いよな、おまえたちの命って・・・」

マジで、これはボロボロ泣けるんで困りました。ああ、本当に食べちゃうんだ。この子、本当に最後まで、ブタの命にきちんと向き合って、つきあったんだ。その姿に、マジで感動しました。

肉になって戻ってくるだけでもショックだろうに、と殺場の資料映像まできちんと見てさ。獣医志望の男の子が、一緒にそれにつきあっているところもよかった。「獣医になるためには、動物を殺せなきゃいけない」って、そう言っていたもんね。

夏のバイト代を、そこに使ったのもよかった。肉を買い取るためのお金か。あれだけかわいがって育てたんだもの。自分で加工して、自分で食べたいって。なかなか出来ることじゃないだろうって、そう思うよ。

豆知識として、出荷される前の日は、ブタにえさを食べさせないって、なるほど。解体するときに、汚れないように、胃や腸の中を空にしておくって。おなかを空かせて、ないているブタをそうやって見送るのね。

たぶん、それが日常的に当たり前に行われることで、そう言う残酷な現場の姿を、きちんと見せてくれたところがよかったです。

冒頭シーン。燻製室の煙。それをちらっとだけ見せて、OPから本編に入る演出も見せ方が上手いなあ。と思いました。

いよいよ、次回は、最終回ですか。楽しみにしてます。