第６話「暗青の月」
香港からは、船をチャーターして、水路、シンガポールへと向かう。船の旅と言えば、密航者。密航者といえば、男装した少女。そして、海に落ちる少女に、迫ってくるサメ。というのは、やっぱりお約束なのだろうか？ なんだか手順通りに進んでますが、引きずり込まれた水中での戦いと、苦戦を強いられるかに見えて、それを圧倒的な強さで倒しちゃう承太郎は、素直にかっこいいです。
「スタンド使いの見分け方がわかった」と、堂々とはったりをかますところは、荒木飛呂彦っぽいなあ。という感じがした。こういうはったりは、第二部のジョセフも得意だったし、ジョセフが言ってもおかしくないセリフなんだけれど、承太郎は、マジな顔のまま、表情を変えずに言うから、それがなおさら彼の魅力になっているんだな、と思う。
