映画3.クロード・バラス監督「ぼくの名前はズッキーニ」(2016・スイス、フランス)
109シネマズ川崎にて2D字幕版を視聴。思いのほか、まじめな社会問題を扱った物語で、全体的に重くて暗い。見ていて楽しい作品でもないので、他人に勧めるにはためらわれるレベル。アニメだから、もっと楽しく、ファンタジックな要素もあるのかと思っていたけど、そうでもない。
むしろ、逆で、あまりに孤児たちの置かれた状況が悲惨すぎて、アニメでないとつらすぎるというか、実写だと逆に描きづらいということなのかもしれない。アニメだからこそ、重すぎるテーマも軽く、やんわりと受け止めることができるというか。
救いがあるとしたら、子供たちをちゃんと受け入れてくれる大人も存在するということで、基本的にはハッピーエンドを迎えることができたということかな。短いさらりとした映画でした。