第7話「記憶に残らない男」
バニラの愛は、本物だったか。クロニコのボディを抱いて、散っていく姿はかわいそうだった。とはいえ、クロニコの中身が、実は男だと知っていたら、彼はそこまでの態度をとれたのだろうか? 結局、主人公は、彼のその気持ちを利用しただけじゃないの? という気がするから、その辺は、うーん。あんまり考えないほうがいいのかな?
ただ、彼の方も見た目に惚れただけならなおのこと、中の記憶を別の場所に送信して、ボディだけにして、その体だけを抱いて、逝ったのだから、それはそれでいいのかもしれない。と思うことにした。
水中都市の説明で、ここの人たちは陸に上がらないまま進化したんだという設定には惹かれるものがあった。それ、いいなあ。
あと、いろんな部分で、デザインが素晴らしい。独特のぐにゃぐにゃした感じが非常にいいね。