星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」2-II J.K.ローリング

読書6.「ハリー・ポッターと秘密の部屋」2-II J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫

今までのいろんな伏線が回収されて、綺麗にまとまって終わったので、これは見事だ。と思いました。しもべ妖精ドビーに始まって、ウィーズリー家に泊めてもらった話、末の妹のジニーの恋心、ハグリッドがなぜ退学になったのか、女子トイレにこもっている幽霊嘆きのマートル、いちいちつっかかってくるマルフォイ親子、断片的に読んでいたそういうエピソードが、意味を持ってつながってきたときに感動した。ハリーが物語の冒頭で蛇と会話していたことまでちゃんと説明が入ったし、作者はそういうのまで計算してエピソードに入れていたんだね。そういうのがすごいと思って、感心しました。