星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」5-4 J.K.ローリング

読書20.「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」5-4 J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫

そうすれば、僕はまたシリウスに会える・・・。もうね、この一言が入っているだけで、こちらの気持ちはグラグラ来ちゃって、反射的にもらい泣きですよ。ハリー、ハリー、かわいそうに。

この瞬間が来ることは、前にネットのネタバレで見ちゃって、えええええっ! と思ったんだけど、だって、シリウスが、いつかハリーと一緒に暮らしたいって、そう言っていたから、ああ、そうなるといいなあ。と、ずっと思っていて、きっと、そういう幸せなラストシーンが来るんじゃないかと、うっかり、期待しちゃっていたので、まさか、まさか、こんなところで死んじゃうなんて思わなくて、この作品を甘く見ていたことに気づきました。

終盤のハリーの悲しみが尋常じゃないんで、読んでいて、こちらも辛かったです。シリウスは、ジェームズのもとに行けたかもしれないけど、だから、帰ってこないのかもしれないけど、ハリーにはシリウスしかいなかったのに。ああああっって。その代わりに、騎士団のみんなが、ハリーを駅で出迎えるラストシーンがあるのかもしれないなあ。と思いました。そのシーンだけが救いだから。