星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「11月のギムナジウム」 萩尾望都

コミック7.「11月のギムナジウム」 萩尾望都 小学館文庫

再読してみて、やっぱり、どうしても、「塔のある家」「かわいそうなママ」「白き森白き少年の笛」「セーラ・ヒルの聖夜」などの作品が、講談社に持ち込んでボツになったなんて、もったいなくてもったいなくて、講談社の編集者は見る目がないのか? と思う。確かに「かわいそうなママ」は小学生向けの内容じゃないよな? という気もするけど、他のはみんな、名作系児童文学のにおいがするし、十分に素晴らしい内容だと思うけどな。

それだけ当時の少女漫画雑誌のレベルが低いのか?? そこら辺はよくわからない。うちの親も漫画には否定的だったので、漫画雑誌なんか一度も買ってもらったことはないし、70年代当時の少女漫画雑誌にどんな漫画が掲載されていたのかはほとんど知らないのだ。