星の原休憩所

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「平家物語」第8話

第8話「都落ち

木曽義仲と仲間たちのいかにも田舎者という粗暴な感じが良かった。上品な京都人である平家の人々との差がよく出ている。

平和で雅な世界に慣れていたために、清盛亡き後、下の世代では、兵をうまく動かせない。山の中の戦いでは、土地勘のない方に不利というのはよくわかる。崖から落ちていった兵たちが哀れだった。

とは言え、平氏も都を落ちるときには、京も福原も焼け野原にして行くんだね。源氏に使われるぐらいならそうするしかない。と言うのはわかるとしても、いちいち火事になっていたら、そこに生きる人々は困るだろう。という気はした。