読書3.「ゲド戦記」第3巻 さいはての島へ アーシュラ・K・ル=グウィン 岩波少年文庫
もうね、この本の感想は、アレンがかわいい! かっこいい!! ってことに尽きると思うんです。
こちらの気分としては、年齢的に完全にゲドの方に同調しちゃってて、こんな若い男の子が、自分を慕って、敬愛してくれる。地の果てまでもついてきて、助けてくれるって、こんなありがたい話もないわけで、いいよなあ。アレン。
そりゃもう、こんな旅をしてよかったのか? こんな男についてきてよかったのか? といろいろ迷うことはあったとしても、結局は、最後までゲドのために尽くして、一生懸命かばって、守ろうとしていて、その姿が健気すぎて、胸打たれます。
王家の血筋を引いているにふさわしい、誇り高さも強さも優しさも、すべてが立派で、良かったです。