星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第5話

第5話「コックリ島」

ヘルガって・・。ヘルガって、本当にかわいくないねえ。さすがにあきれた。あれじゃ、トーマが怒るのは当たり前だよ。

単純に人見知りが激しい娘なのかな? と最初は思ったけど、そうじゃなくて、完全に他人を無視しているのか。チットが話しかけて気づかないと言うか、視界に入らないということは、これはもう性格と言うより、むしろ病気の域だと思うよ。

他人が仕事をしているのなら、少しは手伝おうというそぶりだけでも見せないと。手伝いたい、やりたいと思っていながら、うまく他人に声をかけられないタイプなら感情移入も出来るんだけど、この場合はそうじゃないだろう。チットが彼女を甘やかしすぎというのも、確かに見ていてイライラする。トーマの気持ちの方がよくわかるというもの。

あるいは、施設の大人たちが彼女に厳しくあたったのも、そういう部分が腹が立つから・・・なのかもしれないな、と何となく思いました。

ただ、そうなるとますますチットにだけは何故、彼女が心を開くようになったのか・・・その部分が知りたいかな? なんか、心を開くためのキーワードがあったんじゃないかと推測されるんですが。考え過ぎかな?(^^);

ベフォールの子供たち・・というのか。メモっておこう。

幻の老婆・・・というのは、謎の老人と関係があるみたいで、死んだ人の姿を映し出すのかな? その辺、ゲド機関(だっけ?)に何かされた結果だろうか? いろいろ推測は出来るんだけど・・。

少しずつ、パズルのピースをはめていく感じ。よっぽど昔から監督が暖めていた物語なのか。今のところは、ぶれもなく進んでいる印象。じれったいのは確かだけど、この謎解きが楽しめるようになれば、面白いと思えるかも?

病的なヘルガの姿も、今後の伏線だと思えば、彼女がいつトーマに心を開くようになるのか? そのあたりを楽しみにしたいと思います。

しかし・・・OPでも彼女の手を引いているのはチットの方なんだよね。普通は、それは主人公の役目だろう? と思えるのに、美味しいところだけとられて、一人だけ戦わされているトーマがかわいそうだなあ・・・と、思えるのは、本音です。まったく・・。

ただ、逆に考えれば、かわいく健気なヒロインばかりが多い昨今、こんな挑戦的なヒロインも珍しいかも? とも思えます。逆の意味で印象に残るキャラクターには違いない。あるいは、それも含めて監督の計算のうちでしょうか??(^^);