第1話「天翅の記憶」
いかにも「エヴァ」以降のロボットアニメという雰囲気。「ラーゼフォン」とか「ファフナー」「ブレンパワード」もそうだけど、ロボットと言うより生体兵器というか、うまく言えないんだけど「気味の悪い化け物」といった印象の方が強くて、どうもなじめない。ましてその体内に入り込むというイメージは気持ち悪すぎる。
壁にズブリと飲み込まれて行く人々というイメージも気味が悪かったが、引っ張り出すとその身体に無数の管が差し込まれているというビジョンは、生理的に受け付けない。怖い。
バカアニメとして笑える・・・という評価を聞いていたので、そういう部分に期待していたんだけど、コメディとして描かれている部分よりも作品全体に漂っている病的な気持ち悪さの方に嫌悪感が来て、笑うに笑えない。バランスとしてなんとなくちぐはぐな印象を受けた。
深夜アニメでもあることだし、多少なりドロドロした雰囲気があってもまあ仕方がないし、なんにせよ、まだ第1話だ。この物語がどういうテーマを描きたいのか、まだ見当もつかないから、マイナス評価を定めてしまうのは早計だと思う。
ただ、こういう作品を受け入れられないタイプの人を振り落とすふるいの役割は果たした第1話だったように思う。私はやめておきます・・・。
古い人間なので、ロボットはもうちょいロボットらしく動くメカとして描いてくれた方が好みです。その時々の気分にもよるんだけど、今の気分としてはもうちょい爽快感のある元気のいい少年の戦いが見たいような気がする。
合体ロボットアニメはもう少し楽しい、少年少女向けの健全なものであって欲しい。性的な匂いをさせるなんて、大人の悪趣味だと思うよ。時代遅れの考え方かも知れませんが・・・。
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