星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

アニメの感想を書くということ。

「わからないということは本来、恥ずかしいことのはずだ。それを不特定多数の人間に向かって自慢げに語るのは愚かだと思う」と言ったのは、友人。
その通りだと思ったので、同人誌の原稿もネットの感想でも「わからない」という言葉を使うのは極力避けている。(まあ、昨日の日記みたいに、わざわざ「本当にバカでしょ?」と強調するために書く・・という場合もありますが)

俺様ほどの人間にわからないんだから、この作品の作り手の方がどうかしているんだよ・・という思い上がった傲慢さが見えるから、そういう人を見かけるとただあきれるばかりです。

私は、どうせ読み手に笑われるのなら「わからない」と書いて笑われるより、「わかった」と書いて笑われたいと思う。

せっかく他人に私の文章を読んでもらう機会がこうしてあるのだから、どうせなら「この文章を読んでよかったなあ」と思ってもらいたい。文章から、何かを受け止めてもらえたらいいと思う。

私が作品から感じたことを、私なりに解釈して、文章にしてもう一度吐き出す。それによって、その作品を見る視点が少しでも変わったり、前向きに捉え直すことができるようになればいいと思って書いているのだ。

そんなのよけいなお世話だ・・と思う人は、サイト自体、見てくれなくて結構。間違って買ったと思う同人誌ならオークションに出してくれていいよ。

しかし、世にあふれているアニメ感想サイトのほとんどにそんなポリシーなんか全然見えないと言うのは、残念な話だ。ただ単に自分の好みを思いつくまま書き殴っているだけ。
他人の感性で新しい視点が得られるかと思いきや、ただの悪口の垂れ流しじゃないか。あまりに不毛で、ばかばかしくなってきた。
まあ、そんな不毛な文章を書くサイトとはきっぱりこちらから縁を切る方が正解だろう。もう見るのはやめた。不愉快になるだけだ。

とは言え、私のやっていることも傍から見れば、そういった連中と大差ないんだろうか? なんだか、がっかりだ。

一応、私も杉の木アンテナを一通り回ってみたので、大体、このサイトの言うことは信用できる。あるいは、感覚が近い。前向きなちゃんとした批評になっている・・と感じたサイトは、数件発見された。
そのうちに相互リンクの申し出をしてみようかな・・とちょっとだけ思っている。