3.「キノの旅 the Beutiful World 記憶の国」 時雨沢恵一 メディアワークス 評価★★★★
「キノの旅」を絵本サイズにするというのは、いいアイディアだと思う。黒星紅白さんの美しいイラストを大きく見られるのは嬉しい。文庫サイズより、向いているんじゃないかと思ってしまう。(まあ、毎回、こんなサイズと値段で出されたら、買う方としては困ってしまうけど・・)(^^);
内容も、いつもながらの落ちが面白くて、いかにも「キノ」らしい。あるいは、この落ちの部分を蛇足ととる人もいるんじゃないかな〜? という気もちょっとしている。と言うか、その直前まで本当にきれいに叙情的な雰囲気でまとめていたので。とは言え、この落ちがあってこその「キノ」だよなあ・・とも思えるのもまた事実。個人的には非常に満足です。
おまけのCDはアニメ版を懐かしく思い出させてくれた。特に前田愛が歌う「the Beutiful World」はやっぱ名曲♪ 改めて、「キノ」のCDが欲しいなあ・・とつい思ってしまったあたり、制作者の意図に踊らされているかも?(^^);