2.「シャドウ・オブ・ヘゲモン」下巻 オースン・スコット・カード 早川文庫 評価★★★★
最後のセリフが効いてました。(^^)
相変わらずのレベルの高さで、順調に面白いです。
今回の見せ場は、やっぱビーンが泣くシーンでしょうね。普段、小生意気で大人ぶった口のききかたばかりしているビーンがあんな風に子供みたいに泣くなんて・・。(実際、彼はまだ子供なんだけど・・)
あと、自分に迫ってくる運命をとうとう知ってしまう件とか・・。シスター・カーロッタの手紙が泣かせます。
うすうす秘密があるのに気づいていながら、教えてもらえないことに苛立って、ケンカしたり・・という伏線が仕込まれているので、そのお約束が美味しすぎます。(^^)♪
それにしてもピーターは、ビーンの前では本当にガキ扱いにされてしまって気の毒なほど。ピーターがこんなに情けないやつじゃ、エンダーの立場ってないんじゃないか? と思えるけど、そこはやっぱり兄弟というのはそういうものかもしれないなあ・・と、思ってみたり?
さらに続巻も今年中に出るらしいから、ますます楽しみかも。(^^)