星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「DEATH NOTE」第3巻 大場つぐみ 小畑健

13.「DEATH NOTE」第3巻 原作:大場つぐみ 作画:小畑健 集英社ジャンプコミックス 評価★★★★★

Lとライトの一騎打ち。・・・ということで、どちらの方が好きかと言われれば、私は迷いなくLを選ぶなあ。頭のいい人はすてきだし、よく見ればなかなかかわいいし、かっこいいじゃん。(^^)♪

ライトは好きになるには怖すぎるというか、ライトに感じるのはむしろ哀れみだ。あんな風に息を詰めて、計算ばっかりやっていたら疲れるでしょうに。「ノートを持つものは不幸になる」というのは正しいと思う。ライトは、自分がもう追いつめられていることに、自分でまだ気づいていないんだな。だから、やっぱり気の毒だと思う。

・・・という点を考慮すると、やっぱり受けなのはライトの方かな? いや、逆でもいいか? ライトxLの方が自分の好みには合うかな? リバでいいか。(←をい)

たびたびあげているけど、やっぱりこれは「罪と罰」なんだと思う。ライトとLのやりとりは、ラスコーリニコフポルフィーリー判事のやりとりにそっくりだ。鬼気迫る感じの駆け引きの部分が特に。「罪と罰」は面白いので、しつこいようだが、未読の人は是非読んでみて欲しい。

人間誰しも、殺したい相手というか「こんな奴、いなくなっちゃえばいいのに!」と思う相手というのはいるものです。職場の同僚とか、クラスメイトとか・・・。人によっては本当に、ノートに名前を書いて、ぐちゃぐちゃに消して「死んじゃえ!」ぐらいの落書きならしたかもしれない。

だけど、普通はそれだけでは人は死なないし、殺したいと思っても実行に移せる人はほとんどいない。もし本当に罪を犯せば、罪悪感の方で普通の人なら耐えられなくなるだろう。

だけど、それを平然とやっちゃうからこそ、ライトは限りなく魅力的なんだと思う。悪の魅力という奴ですね。あこがれの人になっちゃう。困ったものだと思うけど、それが人間の正体かも?

だから、やはり悪いのは、「簡単に人を殺せるような能力」の方なんだ。お父さんは正しい。ライトはやっぱりかわいそうな人だし、できればLが救ってあげて欲しいと思う。本気。

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