第9話「つき〜moon〜」
素晴らしかった♪ 後半こそ柳也の説明ゼリフばかりで無理にまとめた感じがあるけど、それでも見事に30分に収めたと思う。
一番好きだったお手玉のシーンを感動的な画面で見ることが出来たのが非常に嬉しい。丁寧に描いてくれた作画スタッフに深く感謝!
「AIR」の隠しテーマが「努力」だと言うことを端的に表したエピソードだと思う。しかも、努力してもかなわないこともある・・・と描いているあたり、物語のご都合主義に陥っていないところが非常に好き。
多少ネタバレだが、行きたいと願う村祭りに雨が降ってしまうのと同じ理屈だろうと思う。どんなに願っても、どうしてもたどり着けない場所があるんだということ。
歌にある通りだ。「届かない場所は、まだ遠くにある」それでも・・・「あきらめるな」という話。だから、感動させられてしまうのだ。
実際、後半は、ゲームでも淡々と説明ゼリフばかりが続くシーンだから、むしろアニメの方がわかりやすかった気がする。説明の中に流れ落ちる水を受け止めきれずに、器からあふれている絵を見せたのも効果的だと思った。
柳也と裏葉が結婚したのは覚えていたが、あんな風に痛ましい姿で柳也が死んでいくことになるとは、すっかり忘れていた。ゲームだけだと絵がない分だけ印象に残りにくいのかも知れない。だけど、アニメ絵で見ると弱っていく柳也の姿が妙に生々しく、リアルに見えて怖ろしい。
今回のアニメ版では、思いの外柳也に感情移入することが出来たので嬉しい。
さて、いよいよ「そら」が登場。緑川の声で聞きたかった! と思うのは私だけだろうか・・・?(^^);
いや、別に小野さんでもいいんだけど・・・。(しつこいか?)