星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

大友克洋監督「MEMORIES」

12.大友克洋監督「MEMORIES」(日本・95)

全く作風の違う3作品を同時に語ったオムニバス作品。その3作がどれもレベルが高いから、この作品はお薦め。

個人的には「最臭兵器」が一番好きかな。バカバカしいノリが大笑いできて、楽しかった。「ジパング」を見た直後に見たから、なおのこと。
たった一人の男を相手に、自衛隊のどんな攻撃もことごとく弾がはずれていく。なんだかまあ、これでもか、これでもか、という攻撃がだんだん規模がでっかくなるあたり、皮肉が効いていていいよね。ある意味、「アキラ」のパロディとも言えるかも?

真ん中のギャグ短編である「最臭兵器」をはさんで、最初の短編「彼女の想いで」はホラー風味の強いSFストーリー、最後の短編「大砲の町」は寓話風の物語。どれも面白かったです。大友克洋の幅の広さを見せつけたような短編集でした。よかったです。

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