星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「忘却の旋律」第14話

第14話「出口という名の入口」

何故に牛? なんで闘牛?? とずっと思っていたが、彼はミノタウロスだったのか!! なるほど〜。なんかそういう謎解きがすっきりすると気持ちがいいね。前に出てきたメデューサといい、この作品の基本モチーフはギリシャ神話なんだね。それでOPもギリシャの遺跡が出てくるんだ。

「彼は糸玉を持っている」と言っていたけど、要するにそれは「アリアドネの糸玉」ですね。この場合は、アリアドネが小夜子、糸玉があの鎖と言うことになる。
このあたりは全く説明が抜きだけど、ギリシャ神話をある程度知っている人しかわからないネタだと思うよ。私も正直、よくわかってない。(><);

波に飲み込まれるボッカだけど、その海は、小夜子の涙から広がったのか。そう思えば、ラストシーンの再会は胸を打ちます。小夜子の思いに気づいたから、彼は外へ出ることが許された。
そもそも迷宮に自分から入っていたのは、三角関係に決着をつけたかったからかも知れない。見ようによっては、自分の気持ちにウソをついて、小夜子から逃げたとも取れる。
黒船との弓矢での撃ち合いは、そういうもつれたボッカのやりきれない気持ちを表しているのだと思いました。

そうやって、ボッカは少しずつ自分の本当の気持ちに近づいていくんだろう。何故、誰のために戦うのか? 続きも楽しみです。

やはり3話ずつ見ていく方が正解かな? あんまり間をあけすぎると、前回の伏線を忘れてしまうようで、ちょっと苦しい。とにかく、宿題が多すぎるのだ・・・。(−−);

ところで、ホルという名前は、やっぱりホルスタインから取ったんでしょうか?

【参考】ミノタウロス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9