第30話「忍び寄る魔の手」
平幹二朗、怪しさ炸裂ですね。さすがだ。サイコーでしたよ>後白河法皇。まさに悪の親玉に正義の主人公が翻弄されているという感じ。大河ドラマだと思わなければ、特撮ヒーローものの構図みたいに見えました。サブタイトルもタイトルだしね。(^^);
義高を失った大姫の気が狂ってしまうという展開は、いつかどこかで読んだような気がする。彼女を心配する頼朝の父親らしい優しさがかいま見えたのがよかった。何かのために誰かを犠牲にすると、ドミノ倒しのようにいろんなものが狂っていく。世の中は、皮肉にできているという感じです。
静御前のために必死になるうつぼがよかった。義経の相手役は二人もいらないのでは? と思っていたけど、もう一人奥方が出てくると、二人の女性の間にさりげに友情が芽生えて来るというのは、面白かった。二人とも思いは同じというところで、共通するのかも知れない。
続きも楽しみです。