星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「冬のソナタ」最終話

最終話「冬の終わり」

最終回に不満がある・・・という意見を聞いたことがあるんだけど、なんだか私もちょっとだけ納得したなあ。

以下、ネタバレ注意。
<font color="white">19話の時点で、兄妹でないことが判明したのなら、なんでそのまま真っ直ぐにうまくいかないのか。じらしの部分が長すぎて、少々イライラしてしまった。またしても邪魔するのか? サンヒョク・・・という部分にはさすがに腹が立ったし・・・。今更また問題をぶり返すのか? という無茶な展開には、ちょっとあきれてしまう。

あと、チュンサンがユジンの気持ちを無視して「もう一度サンヒョクとやり直してくれ。俺のために・・・」というセリフを言うのも気に障る。ユジンもユジンで、なんで「私はサンヒョクじゃ嫌なの」とはっきり言わないのかな? 女は男の持ち物じゃないと、男たちの勝手な都合であちこちの男の元へ行ったり戻ったりできないんだとはっきりそう言えばいいのに、どうもその辺をごまかしちゃったように見えるのが残念。

一番の問題は、サンヒョクがせっかく航空機のチケットを持ってきてくれて、「チュンサンを追いかけろ」とまで行ってくれたのに、ユジンがニューヨークへは行かなかったこと。そのままじゃ、彼は死んでしまうかも知れないとまでわかっていて、何故に追いかけないのだ? 普通、追いかけるだろう??
それをやらないのが、どうしても解せない。追いかけたにもかかわらず、会えなかったというのならまだ納得できたんだけど・・・。

たぶん、作り手の意図としては、最後を「家」での再会に持っていきたかったんだろうなあ・・・というのはわかったんだけど、そのせいで脚本に無理が出ている気がする。

でないと、これってたまたま結果オーライだっただけで、偶然が続かなきゃ二人は再会できなかったことになるよ。

個人的にはやはり、ユジンはチュンサンを追いかけるべきだったと思う。幸せは、自分の手でつかむものだし、偶然を期待しても何も起こらないのが現実だと思うから。その辺の最後の詰めが甘かったことだけが、非常に惜しかったです。</font>

でもまあ、いろいろ書いたけど、全体的にはいい作品だったと思います。長い間、楽しませてもらいました。最後まで見終えて本当によかった。満足です♪

できることなら、同監督の四季シリーズをもっと見たいような気もするけど、(特にお義母さんのお薦めの「夏の香り」)それはまた機会があったらにします。