星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「地球へ・・・」第4話

第4話「宙からの帰還」

原作だとブルーとの会話の後、ショックを受けたジョミーがそのまま一気に宇宙まであがっちゃって、彼を取り戻しに行ったブルーが落っこちるまでは、ほとんどあっという間の出来事なんですけど、アニメだと長々と間延びさせなきゃいけないから、大変だなあ・・・と思いました。

ジョミーが飛んでいて、人間たちに攻撃されるシーンとか、キャプテンハーレイがミュウの宇宙船を浮上させて、指揮を執っているシーンが、長々とはいるのは、なんだか邪魔に見えた感じ。そんなシーンこそ、切ってしまえばいいのに・・・と思ったんですけど・・・。

あと、個人的にはブルーが落ちるシーンが気になって・・・。何となくだけど、ブルーは、宇宙に手を伸ばしながら、足から落ちたような印象が残っていて、原作を確認したら、確かに頭を下に落ちているんだけど、片手を上に伸ばしながら気を失っているカットがあるのね。

ソルジャーブルーこそ、宇宙のかなた、地球へ行きたかった。それで虚空のかなたに手を伸ばすんだけど、それが出来ずに地上に落下してしまう。その悲しみ。そして、その彼の腕を、健康体のまま、宇宙へ飛び出す力を持つジョミーがつかんで、その意志を継ぐ。そのイメージが印象に残っていたのかもしれない。あの場面には、そう言う意味があるんだと思っていたんですけど、アニメにはその点が表現されていないような気がして、残念なんですよ。

ただし、ぼろぼろになっているブルーを抱えて、ミュウの宇宙船の前に浮かんでいるジョミーのカットはかっこいいなあ、と思いました。

あと、ミュウを生み出すのは成人検査だ・・・という設定を、ブルーの過去にふれながら、きちんと出してきたところがよかったと思います。