星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「小説どろろ」第3巻崩壊大魔城 鳥海尽三

小説・一般7.「小説どろろ」第3巻崩壊大魔城 鳥海尽三 学研M文庫

・・・うーん。オリジナルの魔物が一杯出てくるのはいいとしても、さすがに目から光線を発射しちゃいけないと思うんだが・・・。

第1巻にもちらっと出てきたんだけど、百鬼丸を惑わすアヤカシが、目から光線を発射して、百鬼丸の手足を焼いた・・・とか書かれていて、なんかその・・70年代のアニメでならそういう描写もありかもしれないけれど、小説で読むとリアリティがめちゃくちゃで、ギャグになってませんか?? という気がした。

なんかもう、3巻目に入ってくると、敵がみんな「目から光線」攻撃を仕掛けてくるもので、笑った方がいいのか、泣いた方がいいのか、対処に困ってしまいました。それとも、最初からこれはギャグとして読むべき小説だったのでしょうか? うっかり、大真面目に読んでしまったのだけれど・・・。

最終的には山が魔城に化けた・・・とか言い出して、みんなで魔城につっこむぞ〜という話になってます。

百鬼丸の活躍が少ない代わりに、ほかの登場人物が大活躍で、一体、これのどこが「どろろ」なんだか・・・。読み終わった感じとしては、なんだかなあ、という感じです。

私はまあ、「手塚キャラで一番好きなのは百鬼丸」という人間なので、彼が全然別人格だったことが一番ショックでした。まあ、原作とはまったく別のオリジナル小説として読みましたから、これはこれでまあ、いいんだけれどね・・・。