小説・一般8.「カラマーゾフの兄弟」第1巻 ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫
「カラマーゾフの兄弟」はミステリーだと聞いたことはあったけれど、本当に殺人事件の犯人当てをするものだとは知らなかった。まあ、1巻目ではまだ殺人事件も起こっていなくて、キャラクター紹介に終始しているけど、登場人物がまあ、みんなクセのある人たちばかりでそういうところが面白い。
一見して、悪に見える人の方が、実は偽悪を装っているだけ・・・という感じもするから、犯人当ては結構、難しそう。
しかし、たぶん、これから殺されるだろうこのお父さん、結構、いい性格していて、私は好きだな。いや、現実にいたら、ただの迷惑老人だとは思うけど・・・。