星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦士バルディオス」第25話

第25話「ガットラー暗殺計画」

前回は、おもちゃ屋さんの要望に応えたような子供向けのサービスが多かった気がしたんだけれど、今回は、打って変わって、アフロディアとガットラー総統の話ばかりだった。バルディオスなんて、最初と最後にちらっとしか出てこない。

アフロディアが何故、ガットラーに忠誠を誓っているのか、子供の時、彼に引き取られたときの事情が語られているけど、ううむ。ガットラーは、自分が殺した男の子供たちを引き取って育てていたのか。それは、彼なりの罪滅ぼしだったのだろうか? 子供たちは、何も知らずに「助けてくれたおじさん」として、彼に懐いてしまったという。

事情を知ってさえ、アフロディアは、総統を裏切れない。その話を信じようとしない。この辺の葛藤が、辛いところだなあ、と思いました。

逆に、こういう風に子供を育ててしまうことの怖さも感じる。見知らぬ人に対しても、子供は結構、平気で懐いちゃうんだなあ。と思って・・・。

いつかは、事実を知って、自分を殺しに来るかもしれない子供たちをあえて育てていたというのは、ガットラーの懐の広さなのか。自信なのか。もしくは、よほど、少女時代のアフロディアが可愛くて、子供のうちから育てて、自分好みにしたかったのか・・・。

なんにせよ、アフロディアがかわいそうだなあ、と思った。昔から、それは思っていて、彼女がどんなに非道なことをやろうと、どこか憎めない人だったのよね・・・。

これからどうなるのか、次回を待ちます・・・。